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ビジネス
日本銀行職員たちの好待遇

【平均年収は約846万円】このご時世に好待遇の日本銀行職員、OBが語るその実像 入行試験は「口頭試問のみ」、仕事内容は「シンクタンクの研究員」に似ている

“秘密会合”が開かれる氷川分館は六本木の緑地の中に(時事通信フォト)

“秘密会合”が開かれる氷川分館は六本木の緑地の中に(時事通信フォト)

 利益の基礎は「通貨発行益」。日銀券(紙幣)を発行することによる儲けである。2023年度の利益(当期剰余金)は過去最高の2兆2872億円に達し、大半が国庫に納付された。

 日銀総裁の報酬はかつて約5000万円だったが、「総理大臣より給料が高い」と批判されて引き下げられた経緯があり、総裁の年収は3646万円(令和5年度 業務概況書の「役員報酬」より)。役員の報酬水準も民間大手企業ほど高くはない。

 ところが、本誌・週刊ポストが調べると、日銀の職員たちはこのご時世に特権的とも言える好待遇であることが明らかになった。

 日銀業務概況によると、日銀の常勤職員は4552人(2024年3月末)で、職員給与の総額は442億円(2024年度予算)。日銀広報課によると「常勤職員の令和5年度の年間給与額の平均は、846.9万円」というが、それだけではない。

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