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悠仁さまの「筑波大学への通学ルート」問題を検証 鉄道移動でも自動車移動でも立ちはだかる混雑と渋滞の壁、時間と安全性を考慮した“ウルトラC”はないか

悠仁さまは赤坂御用地から筑波大学へどう通うのか(2024年8月、撮影/JMPA)

悠仁さまは赤坂御用地から筑波大学へどう通うのか(2024年8月、撮影/JMPA)

 進学先が注目された秋篠宮家の長男の悠仁さまが、学校推薦で筑波大学に合格したことが明らかになった。秋篠宮家は東京都港区にある赤坂御用地にお住まいで、筑波大学のキャンパスがあるのは茨城県つくば市。宮内庁は自宅から通学することを示唆しているが、本当に通うことは可能なのか? 通学ルートに立ちはだかる難題について検証する

電車の所要時間は80分、バスに乗り換えて20分

 まずは公共交通機関を利用した通学について、首都圏の交通事情に詳しいライターの金子則男氏が解説する。

「かつてつくばには鉄道路線が通っておらず、文字通り“陸の孤島”でしたが、2005年につくばエクスプレス(以下TX)が開通。最速130kmを誇るTXは秋葉原とつくばを45分で結び、都内~つくば間の通勤通学を可能にしました。

 具体的なルートですが、1つはJRを利用する方法。信濃町駅からJR総武線に乗り、秋葉原でTXに乗り換えれば、所要時間は約80分です。さらに、つくば駅からキャンパスまでバスで20分ほど。合計で2時間弱なので、何とか通えるでしょう。TXは他社への乗り入れが無く、ホームドアも完備しているので、遅延が少ない路線。行きも帰りも始発駅で、通勤通学ラッシュとも逆方向なので、座って通えるはずです。

 東京メトロの青山一丁目駅から半蔵門線、もしくは赤坂駅から千代田線に乗り、北千住でTXに乗り換える手もあります。こちらのルートのメリットは座れる可能性が高いこと。MAXに混む時間帯でも、半蔵門線は九段下か神保町、千代田線は日比谷か大手町で座れるはずです。北千住駅は迷路のような作りですが、慣れれば5分程度で乗り換えは可能。こちらのルートでも80分ほどでつくば駅にたどり着けます」

 ただ、これはあくまでも一般人の話。このルートで通う現実味は薄い。

「総武線ルートの場合、信濃町~秋葉原間は相当混みます。乗り換えの秋葉原も都内屈指の混雑ぶりを誇るターミナル駅で、警備などかなり困難になりそう……。一方の半蔵門線、千代田線ルートも乗り換えの北千住がネック。4社5路線が乗り入れる北千住は1日で100万人以上が利用する鉄道の要衝で、ラッシュ時は構内がメチャクチャに混雑するので、安全の確保は至難の業でしょう」

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