知っている前提の話しぶりがウザい
就活と言えば自分自身のアピールの場であることは間違いないが、アピールは用語の多用だけにとどまらない。都内の公立大学に通うSさん(22歳)は、コンサルティング会社志望。「専門のビジネス用語を“知っている前提”がウザい」と言う。
「横文字を使うだけだったら別にいいんですよ。市場分析のために『PEST分析』とか、サービスの分析のために『4P分析』とか、色々思考の枠組みがあるし、それを知っているのは強いとは思います。
ただ、グルディスなんかでサラッと『今回は“4Pを使う”ということでいいですかね?』みたいに、全員が知ってる前提で話してる人は嫌いですね。『知らないやつは置いていくけどいいよね?』という宣戦布告のようにも感じられ、こういうやつとは一生働きたくないなって思います」
ちなみに、PEST分析とは、「政治(Politics)」、「経済(Economics)」、「社会(Society)」、「技術(Technology)」の4つの点から外部環境を分析し、自社に与える影響を予測するもの。4P分析は、「Product(商品・サービス)」、「Price(価格)」、「Place(流通)」「Promotion(販売促進)」の4つの要素を分析する手法のことだ。
次のページ:情報に振り回されている時点で“負け”の実感