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土俵に埋まるカネ

《大相撲・給金年収番付》昨年4場所休場の横綱・照ノ富士と優勝2回の大関・大の里はどちらが稼いだ? 綱取りに挑む大関・琴櫻は「年収1億円」も視野に

照ノ富士、大の里、琴櫻の2024年の収入

照ノ富士、大の里、琴櫻の2024年の収入

全勝優勝すると「年額138万円」の昇給

 本場所で勝ち越し1勝につき0.5円(50銭)が加算され、他にも金星は10円、優勝は30円、全勝優勝は50円が加算される。8勝7敗なら持ち給金は0.5円アップし、9勝6敗なら1.5円加算される。若手親方が言う。

「持ち給金は負け越しても減額されない。そのため、8勝7敗で2場所連続勝ち越しても1円しか加算されない一方で、下位で12勝3敗と大きく勝ち越して、次の場所に上位で3勝12敗と大きく負け越しても、1場所で9つ勝ち越したことにより4.5円加算される。番付を大きく上げた後に大きく下がる“エレベーター力士”のほうが、上位で毎場所のようにギリギリ勝ち越して踏ん張る力士より褒賞金は高くなっていく構造がある」

 また、この力士褒賞金は地位による最低支給額が決まっている。出世が早くて昇進時にその額に満たない場合は昇進した段階で最低支給額までアップされる。たとえば横綱昇進時は150円、大関昇進では100円、幕内は新入幕で60円、十両では40円になる。そこから毎場所のアップ分が加算され、この数字を4000倍した額が2か月に一度の場所ごとに支給される。

 全勝優勝した場合、全勝優勝の50円に加え、15の勝ち越しで7.5円(=0.5×15)の加算で、翌場所から持ち給金が57.5円アップする(支給額23万円)。1年(6場所)で138万円の昇給となる。12勝3敗の優勝なら30円+4.5円=34.5円(毎場所の支給額13.8万円)の昇給だ。

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