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土俵に埋まるカネ

《大相撲・給金年収番付》昨年4場所休場の横綱・照ノ富士と優勝2回の大関・大の里はどちらが稼いだ? 綱取りに挑む大関・琴櫻は「年収1億円」も視野に

照ノ富士は「給料+褒賞金+優勝賞金+懸賞」で9766.6万円

 この力士褒賞金が2025年1月場所時点で最も多いのは横綱・照ノ富士で482.5円(支給額193万円)。これに玉鷲の257円(同102.8万円)、御嶽海の236.0円(同94.4万円)、高安の223.5円(同89.4万円)と続く。大関の琴櫻は145.5円(同58.2万円)、大の里は140円(同56万円)、豊昇龍は135円(同54万円)。地位ではなく幕内在籍期間に準じて多くなっていることがわかる。

 年6場所のうち4場所を休場した照ノ富士だが、賞与を含む給料は4200万円、2回の優勝で1月場所の412.5円(支給額165万円)だった褒賞金は11月場所では482.5円(同193万円)にアップしている。6場所合計は2721.5円(同1088.6万円)。給料と合わせて5288.6万円となる。これに2度の優勝賞金で2000万円、懸賞(1本あたり手取り3万円)の2478万円を合わせると9766.6万円が横綱・照ノ富士の年収となる。諸手当を加えて約1億円だが、実働39日(27勝12敗51休)で稼ぎ出したことになる。相撲担当記者が言う。

「4月、8月、10月、12月に全国70か所で開催される地方巡業の参加も関取たちには義務付けられている。照ノ富士は本場所を休んでも地方巡業に参加して横綱土俵入りを披露する“巡業横綱”として知られる。協会への貢献度は高いとして、横審も引退勧告をしないのが暗黙の了解となっている」

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