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【大ヒット商品のその後を追跡】ブームを超えて進化し続ける「ヤクルト1000」シリーズ 今も販売本数は右肩上がり、「糖質オフ」商品も全国展開へ

愛飲している人も多い「ヤクルト1000」シリーズ(編集部撮影)

愛飲している人も多い「ヤクルト1000」シリーズ(編集部撮影)

 元来ヤクルトといえば“子供の飲み物”というイメージが根強かったが、「ヤクルト1000」シリーズは、メインターゲットに日々の睡眠や精神的ストレスに悩みを抱える“30~50代のビジネスパーソン”を据え、プロモーション活動も工夫したという。

「まず、ビジネスパーソンが多い関東1都6県において『Yakult1000』を2019年に先行導入しました。また、テレビCMにはレーシングドライバーの佐藤琢磨さんやアーティストのMISIAさんなど、第一線で挑戦を続けるプロフェッショナルを起用。

 さらには、高級スーパーや百貨店の地下食品売り場での販売や、寝具メーカーとのコラボ企画なども実施し、ビジネスパーソンへのアプローチに努めました」

「糖質オフ」商品も全国展開へ

 こうしたPR活動や芸能界からの反響、コロナ禍による健康志向の高まりなどの要因が相まって、爆発的ヒットとなった「ヤクルト1000」シリーズ。その勢いは凄まじく、2024年3月期の「ヤクルト1000」シリーズの1日あたりの売上本数は319万1000本と過去最高を記録。発売してからの5年で、ヤクルトにおける年間の乳製品売上総本数の約30%を占めるに至ったという。

 そんな「ヤクルト1000」シリーズは、2025年1月6日に新商品「Yakult1000糖質オフ」を全国展開した。

「『Yakult1000糖質オフ』は、従来商品と比べて糖質・カロリーが32%オフとなっており、より甘さを控えた商品です。2024年11月1日から関東1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)でのみ販売していましたが、お客様からの要望も多く、全国供給できる生産体制が整ったため、2025年1月6日に販売地区を全国に拡大しました」

 睡眠・ストレスだけでなく、ついに“カロリー”の悩みにまで応えようとする「ヤクルト1000」シリーズ。SNSでの話題を超えて進化を続けている。

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