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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「キャベツ高騰!米不足!ってどこの話?」地方在住ライターは「全然そんなことない」、都会中心で報じるメディアの情報=全国の事実ではない

 それほどまでにメディアの影響力は大きいのですが、正直、あんまりそうした情報は真に受けず、“自分の身の回りの事実”を重視してもいいのでは。野菜の高騰が叫ばれるものの、私の場合は知り合いの農家で野菜が育ち過ぎて「取りに来なよ」なんて言われて、白菜・大根・株・ブロッコリーを軽トラに大量に乗せて持ち帰り、街で知人に配ったりもしています。これが私にとっての“自分の身の回りの事実”であり、メディアの中の野菜不足とは無縁です。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は倉田真由美氏との共著『非国民と呼ばれても コロナ騒動の正体』(大洋図書)。

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