日経平均よりTOPIXが有利
ただ、日経平均株価を構成する主要225銘柄は、輸出がメインの大企業が多いため、高関税や保護主義を掲げるトランプ氏が大統領になることが必ずしも有利になるとは限らない。割安成長株への分散投資を得意とするDAIBOUCHOU氏はこう言う。
「どちらかというと大型株よりも、小型株とか内需(日本国内)に強い銘柄のほうがトランプ氏の保護主義政策の影響を受けないので期待できると思います。日経平均よりも広範囲に日本の株式市場を網羅するTOPIX(東証株価指数)のほうが強いかもしれません」
それでは、第二次トランプ政権下で期待できる日本株の銘柄にはどんなものがあるのか。別記事《DAIBOUCHOU氏が厳選「トランプ大統領就任」で上昇期待の6銘柄 脱中国でニーズが高まるクレーメーカーから配当性向50%の暗号資産関連まで》で紹介している。
【プロフィール】
DAIBOUCHOU/1973年生まれ、東京都在住。各企業の財務諸表分析を中心とした、割安成長株への超分散投資を得意とする。2000年の会社員時代に200万円の元手から株式投資を始めて、約4年間で「億り人」になる。その後、安定重視の中長期投資にシフトして、資産10億円を達成。著書に『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円 10日で学ぶ10年10倍株の探し方』(東洋経済新報社)など。