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気になる『Nintendo Switch 2』の販売価格、「為替レート反映なら6万円超え」もあり得るが「割高感を抑えて5万円台」の予想も 「ただでさえ物価高なのに」とユーザーは悲鳴

続報が待たれるNintendo Switch 2(任天堂公式サイトより)

続報が待たれるNintendo Switch 2(任天堂公式サイトより)

 任天堂は1月16日、新しい家庭用ゲーム機『Nintendo Switch 2』を2025年に発売すると発表。2017年に発売された『Nintendo Switch』からおよそ8年ぶりとなる後継機の登場に注目が集まっている。

 まだ発売日や価格、スペックなどの細かい情報は明かされていないが、約2分程度の動画でその全容が公開された。その動画によると、本体のサイズはコントローラー「Joy-Con」や画面も含めて、現行モデルよりもひと回り大きくなる模様。Joy-Conはスライド式ではなく、磁気で本体に装着する形になるようだ。さらに、Joy-Conには現行モデルにはない新たなボタンが追加されているほか、光学センサーらしきものも装備されており、マウスのような使い方ができる可能性が指摘されている。

 また、Nintendo Switch 2では、専用ソフトだけでなく、Nintendo Switch用のソフトもプレイが可能で、パッケージ版・ダウンロード版とも対応している。

海外メディアでは400ドルから499ドル程度の予想

 動画だけではまだまだ不明な点も多いが、見た目も機能も現行モデルの延長線上ということになりそうなNintendo Switch 2。何よりも気になるのが、その価格だ。海外のゲーム関連メディアでは、北米の販売価格で400ドルから499ドル程度になるのではないかと予想されている。

 仮に400ドルから499ドルだとして、為替レートを1ドル=150円で計算とすると、日本での価格は6万円から7万5000円の間になる計算だ。現行のNintendo Switchの日本国内の販売価格は、通常モデルが3万2978円、有機ELモデルが3万7980円なので、かなり高価な後継機となる可能性もあるのだ。

 とはいえ、現行のNintendo Switchの日本国内での販売価格は、必ずしも為替レートを反映したものではない。Nintendo Switchのアメリカでの価格は通常モデルが299.99ドル、有機ELモデルが349.99ドル。1ドル=150円で計算すると、それぞれ4万5000円、5万2500円となる。日本でのNintendo Switchの販売価格は、為替レートから計算された額よりも安くなっていることを考えると、Nintendo Switch 2についても、単純に為替レートから予測した価格より安くなるだろうという見方もある。

 ちなみに、ライバル機となるソニーの家庭用ゲーム機『PlayStation 5』のディスクドライブ搭載版の販売価格は7万9800円(アメリカでの販売価格は499.99ドル)だ。Nintendo Switch 2は、PlayStation 5に比べれば安いものとなりそうだが、それでも仮に6万円程度かそれ以上であれば、“かなり高い”という印象は拭えない。ゲーム事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。

「単純にPlayStation 5はゲーム専用マシンとしてハイスペックで、価格が高くなるのも仕方ない部分はあります。ただNintendo Switch 2に関していえば、PlayStation 5ほどのハイスペックにはならないと予想されており、価格が高いと割高感が出てきてしまう。

 また、PlayStation 5はそのスペックを活かしたタイトルも多く、大人のゲームファン向けのハードという位置づけでもあるわけですが、一方の任天堂のゲーム機は、家族で楽しめるタイトルや子ども向けのタイトルが多く、手軽にプレイできることが重要です。子どもへの誕生日プレゼントなどにもなることを考えると、ある程度価格を抑えて設定されるはず。Nintendo Switch 2の価格は、5万円台におさまるくらいになるのでは」

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