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キャリア

スキマバイトで人材募集する飲食店店主「面接を行ったほうがよいですか?」の悩みに弁護士「面接を行なわないのは論外」、事業者が注意すべき点とは

 なんにせよ、面接を行なわずにアルバイトを頼むのは論外ですが、その背景としてスキマバイトのシステムがあるように思います。

 労働契約成立には、労働条件の明示等の手続きが必要ですが、今ではアプリで対応でき、バイトはアプリでのマッチングにより、簡単に契約もできてしまうのです。

 アプリはスキマバイトの事業者(職業紹介事業)のプラットフォームを利用して求人することになります。ただし、これに応じる求職者の能力や適性などについて、事業者が保証することはありません。

 だからこそ、スキマバイトを利用する人が自分の店にふさわしいかどうかは、店側で判断するしかないので、せめて面接くらいは時間をかけて行ない、人柄などを見極めるよう努めることが大切です。

【プロフィール】
竹下正己(たけした・まさみ)/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。

※週刊ポスト2025年2月14・21日号

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