逝去する前日(1月27日)にもレギュラーのラジオ番組に出演。ラジオはリモート出演の時もあったが、基本は自ら電車を乗り継いで放送局に赴き、共演者と丁々発止のやりとりを楽しんだ。執筆活動とラジオ出演という2つのライフワークを死ぬまで続けるという意志が伝わってきた。
「構想中の書籍はまだまだたくさんある。もうすぐ死ぬから、誰に何を言われても怖くない。どんどんタブーに挑戦していくつもり。次は『メディアの闇』に挑戦しようと思ってるんだ。たぶん、どこの媒体も取り上げてくれないんだろうけど」
昨年12月、ラジオの収録合間に本誌連載の打ち合わせをした際は、そんなことも打ち明けていた。
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※週刊ポスト2025年2月14・21日号