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土俵に埋まるカネ

横綱と大関で“給金”はどう違う? 昇進の豊昇龍とカド番転落の琴櫻は「年収で700万円の違い」が生じ、退職金も1場所ごとに10万円の差がついていく

月給とボーナスで「年700万円」の昇給に

 横綱と大関はともに相撲協会の看板力士には違いないが、その差は大きい。大関は負け越しやケガで休場をすれば翌場所はカド番となり、そこで再び負け越すと大関を陥落する。しかし、横綱は負け越しや休場でも地位は下がらない。若手親方が言う。

「引退後に大関経験者は現役四股名のままで3年間、年寄として協会に残れるのに対し、横綱経験者の場合はそれが5年間に延びる。仮に引退時に年寄名跡が取得できていなくてもこの間に定年を迎える親方から譲ってもらえる可能性がある。2年の差は大きい。

 付け人の数も大きく増える。大関時代は3人だが、昇進すると綱締めなどがあるため10人ほどに増える。所属部屋だけでは足りないため一門の力士を助っ人として頼むことになる。支度部屋の明け荷も1つから3つに増える」

 もちろん、収入も変わる。月給は大関時代の250万円から横綱昇進で300万円にアップする。賞与(月給1か月分)は年2回分で100万円の増額。大関時代と比べて横綱になると年収ベースで700万円の昇給となるわけだ。巡業などの宿泊に際しての日当は1日9500円から同1万1000円へ増額され、年6回の本場所特別手当も大関は15万円のところ、横綱は20万円に上がる。

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