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投資

エヌビディア、パランティア、ソフトバンクG…「DeepSeekショック」で株価の明暗が分かれた日米AI企業のビジネスモデルの違い

中国のAI企業・DeepSeekの登場によりAI関連企業の代表格であるエヌビディアの株価は一時大幅に下落した(時事通信フォト)

中国のAI企業・DeepSeekの登場によりAI関連企業の代表格であるエヌビディアの株価は一時大幅に下落した(時事通信フォト)

 1月27日、中国のAIスタートアップ企業であるDeepSeekが低コストで高性能な生成AIモデルを発表、世界のハイテク企業と株式市場に大きな衝撃が走った。この「DeepSeekショック」により、これまで堅調だったアメリカのハイテク銘柄の株価推移に明暗が分かれている。AI関連として知られるアメリカ、日本の代表的銘柄が受けた影響について、個人投資家、経済アナリストの古賀真人氏が解説する。

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 1月27日、中国のAIスタートアップ企業であるDeepSeekが低コストで高性能な生成AIモデルを発表したことにより、世界のハイテク株市場に大きな衝撃が走った。この「DeepSeekショック」により、これまで堅調だったアメリカのハイテク銘柄の明暗が分かれた。

 特に、エヌビディア(NVDA)は27日には前日比で▲17%という大幅な株価下落を起こし、その後も立ち直るのに数日かかっていた。

 その一方で、パランティア(PLTR)は、27日当日こそ▲4.48%だったものの、翌営業日には前日比で+6.35%と、まさに「行ってこい」の状況となり、高値を更新し続けている。

 日本株で言えば、米ナスダック市場と連動性の高いと言われるソフトバンクグループ(9984)は、1月27日当日は前日比で▲8.3%と大暴落し、その翌日も▲5%超を記録した。

 今回は、これらの銘柄を分析することによって、今後も株式マーケットにショックが起こった際、何に注目しどのように思考すべきか、考えていきたい。

次のページ:エヌビディア(NVDA)

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