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ライフ

パチスロ『Lスーパービンゴネオ』が自主回収、“射幸性の高さ”が業界自主規制に抵触 規制緩和を望みながらも出玉性能は制限する業界の事情

業界の健全さを示していく必要があった

 さまざまな形で自主回収になることもあるパチンコ機・パチスロ機。回収費用を負担し、補償も行うこととなるメーカーにとっては厳しいが、業界的には重要なことだという。

「パチンコ・パチスロ業界では、出玉性能に対する規制と緩和が繰り返されています。業界としてはできるだけ緩和の方向に進んでほしいという思いがありますが、依存症などの問題もあり、当然ながら規制も必要になってきます。射幸性が高い機種が増えてくれば、管轄の警察庁からの指導も入るし、法的に規制が厳しくなってしまうこともあります。そして、規制が厳しくなれば、当然ながらユーザーが離れていき、業界の存続に関わってくるわけです。

 その一方で、メーカーによる業界団体の自主規制で、パチンコ機・パチスロ機の出玉性能をしっかりと制限できている状況が続けば、出玉性能に対する規制緩和が実現することもあります。現在のパチンコ・パチスロは、少し前の規制が厳しかった時期を抜けて、規制が緩和されている時期にあります。そこで射幸性の高すぎる機種が出てきたとなると、再び規制される方向に進みかねない。比較的規制がゆるい今の状態を保つという意味でも、Lスーパービンゴネオの自主回収を行うことで、業界の健全さを示していく必要があったのだと思います」

 健全な遊技を提供するには、しっかりと自主規制を守っていくことが重要だ。業界として目指すべきは、今後一切、自主回収となる機種が出てこないことだろう。

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