オールラウンダーとも言える「シンクロウェザー」をダンロップのスペシャルショップ「タイヤセレクト中野哲学堂」で装着。14年落ちのミニクーパーはFF(前輪駆動)でタイヤのサイズはコンパクトカーとしては一般的な175/65R15。すでに3シーズン使用した7分山(*タイヤの溝が新品時の7割ほどにすり減った状態)のスタッドレスタイヤ(グッドイヤー・アイスナビ7)が付いています。少し前に新潟への帰省時でも使用し、十分に威力を発揮していただけに、少しばかりもったいないとは思いますが入れ替えです。
スピーディな入れ替え作業を終え、都内のドライ路面に乗り出しました。タイヤの慣らしには100kmほど走りたいところ。実は走り出した当初、少しだけ籠もるようなロードノイズを感じたのです。結局は距離が伸びるに従い徐々に収まり、気にならないレベルになり、それ以降はドライ路面での素性の良さを感じました。路面の繋ぎ目やマンホールなどを乗り越えても、あたりが実に柔らか。なによりもタイヤの真円性をしっかりと感じながらスムーズに走れます。さらに聞こえてくるロードノイズ、パタンノイズも不快な音域とは言えず、抑制も効いています。交差点やコーナーでのステアリング操作に対するレスポンスに遅れもありません。全体として「よくできたコンフォートタイヤ」と言った第一印象です。
さっそく雪道取材の準備を整え、国道17号線・三国峠越えに向かいます。
三国峠を越えると除雪車が至る所でフル稼働し、交通の流れを確保していた
「シンクロウェザー」はM+S(右)、スノーフレークマーク(中央)の他に凍結路にも対応した証「アイスグリップシンボル(左)」も取得
都内の一般路では「よくできたコンフォートタイヤ」という走りを披露。凸凹に対するあたりはソフトだがレスポンスも良好
高速道路などの橋梁部にある繋ぎ目を通過しても当たりがソフトでスムーズに走り抜ける
関越道にはすでにノーマルタイヤ禁止の表示。この数日後に「顕著な大雪に関する情報」が出て関越トンネルも通行止めとなった。