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キャリア
職場の問題解決入門

「学校では優秀だったのに…」マネジメントのプロが指摘する、“良い子”が仕事で結果を出せないワケ 「正解を探す」という思い込みに潜む罠

勉強はできるのに…「ヨイコノノロイ虫」

勉強はできるのに…「ヨイコノノロイ虫」

[退治方法]「正解を探す」のではなく「創る」

 ヨイコノノロイ虫の退治法は、シンプルだ。「正解を探す」クセを直し、「正解を創る」ように頭の使い方を変えるだけである。

 教科書に載っている様々な過去問の答えは、すべて誰かが創ったものだ。ならば、現実の問題、現在進行形の問題を自ら解き、自分で正解を創ってはどうか。

 変化の激しい時代、新たな問題を解くチャンスは毎日いくらでもある。

 もし、自ら解いた「答え」が目覚ましい成果をもたらしたなら、それが次の教科書に「正解」として載ることもあり得る。

 そもそも、「正解」とはなんだろう。辞書にはこう書いてある。

【正解】
(1)正しい解釈。正しい解答。
(2)結果として、よい選択であること。
[広辞苑第七版]

 要するに、やったことが結果としてよい選択だったと評価できれば、それが「正解」になるというわけだ。

 実は、結果には3種類しかない。「思った通りの結果」「思ったより悪い結果」「思ったよりよい結果」である。

「思った通り」の結果なら、それは間違いなく「正解」だ。

 では、「思ったより悪い結果」の場合はどうだろうか?

 思ったことと異なる結果が起きたのだから、これは明らかに「失敗」である。しかし、「思ったより悪い結果」を招いた理由がわかったら、それさえ解消すれば、もう2度と、思ったよりも悪い結果は起きないことになる。

次のページ:「思ったよりもよい結果」の場合は?

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