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ビジネス

【トイレットペーパーを盗まないで】カフェでもパチンコ店でもコンビニでも…トイレ備品の“盗難被害”増加で店が悲鳴 「生理用品が一気になくなる」「ハンドソープが丸ごと」、物価高も影響か

ストック棚からごっそり盗難、「トイレは貸さない」ことに

 コンビニでは、客のトイレ利用を禁止している店舗も増えている。泥酔客や汚されるなどといった迷惑行為のほかに「盗難」も理由のひとつのようだ。

 神奈川県在住のカメラマン・Dさん(40代男性)は仕事柄出張が多く、国内外に飛び回る生活を送っている。「全国各地のコンビニで、『トイレットペーパーを盗まないように』という注意書きをよく見る」と話す。

「『トイレットペーパーを盗まないで』とか、個室内に『盗難は犯罪です』という貼り紙をよく見かけるようになりました。それだけ盗難が多いということですよね。あるコンビニ店員からは、トイレを貸し出さない理由として『盗難があまりに多いから』と愚痴をこぼされました。わざわざ備品の入っているストックの棚を開けて、トイレットペーパーをごっそり持っていかれたこともあったそうです」(Dさん)

 Dさんは、「物価高との相関関係はわからない」としつつ、「肌に優しいトイレットペーパーがタダで当たり前に置いてある日本が優しすぎるのかもしれない。トイレが有料、となってもおかしくない」とも。

 モラルの低下は、人々の生活の苦しさも無関係ではないのかもしれない。

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