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投資

【業績好調で株価反騰期待】食材高騰懸念から株価が軟調な外食セクター 最新決算で投資妙味が見えてきた3銘柄の注目ポイント《マクドナルド、すかいらーく、サガミHD》

すかいらーくHDが子会社化した資さんうどんの看板メニュー「肉ごぼ天うどん」。スティック状のごぼ天が特徴

すかいらーくHDが子会社化した資さんうどんの看板メニュー「肉ごぼ天うどん」。スティック状のごぼ天が特徴

すかいらーくホールディングス(3197)

 すかいらーくホールディングスは、「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」など幅広いブランドを展開していることで有名だ。

 2月13日に行われた2024年12月期の決算においては対前年比で売上高+13.0%、営業益2.1倍、経常益2.5倍、純利益2.9倍、EPS2.9倍と売上、利益、ともに大幅な増収増益を発表している。また2025年12月期の業績においても増収増益の予想を出している。

 コスト増への対応として、直近の顧客動向の分析を行い、より幅広い利用動機を獲得すべくメニューの改善を行ったことが奏功しているようだ。これにより、「低単価のサイドメニュー拡充やアルコール商品の値下げ、割安な価格でのセットメニューの提供などでお客様の『選ぶ楽しみ』を演出するとともに、『もう一品』の注文を喚起し、注文皿数増により客単価も上昇しています。小皿商品の充実により、幅広いオケージョンでの使い勝手が向上し、来店頻度増にも貢献」したと説明している。

 また、食品ロスの低減にも取り組み、部門横断の原価低減プロジェクトを社を上げて行ったことも発表している。

 さらに同社の場合には、事業拡大とM&Aにも注目したい。2023年に子会社化した「資さんうどん」が2025年見通しで単体売上174億円と貢献するなど、新規ブランドの取り込みが業績を押し上げている。また、外販通販ビジネスも事業規模を拡大しており、2024年度は売上前年比が約2倍となっている。外販としては、現在、100以上のスーパーや量販店ですかいらーくの人気メニューを商品化して販売している。そして好調な「しゃぶ葉」は海外展開も積極的だ。

 値上げによる売上増、コスト管理による利益率改善、事業拡大による成長の三本柱で、原材料価格高騰や円安を乗り越え、持続的な業績成長を達成しているといえる。

 株価が軟調な外食銘柄が多い中、同社の株価は右肩上がりを続けている。この多様な成長戦略が結実していることが投資家の期待を高めているといえる。同社の成長から目が離せない。

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