「私の立場上、銘柄推奨は難しいのですが…」50億円の収益をあげた元証券ディーラー・たけぞうさんが解説　「政策保有株解消」「親子上場解消」など今注目すべき4つのポイントと関連業界

　株式投資にあたって「企業の業績はもちろん重要ですが、市場の流れを見ることも大切」と話すのは、証券ディーラー時代に50億円の収益をあげ、現在は個人投資家としてセミナー講師や株式情報の発信をしている「たけぞう」さんだ。

　関連記事『【東証「経過措置」が3月から順次終了】50億円の収益をあげた元証券ディーラー・たけぞうさんが解説する「市場のルール変更」が個人投資家にとって大きなチャンスになる理由』では、東京証券取引所（東証）の上場維持基準を満たすために増加必至の、企業による「株の売り出し」に注目する重要性を説いている。

　大株主が所有する株式を公募により50人以上の一般投資家向けに販売するのが「売り出し」で、個人投資家にとっては市場価格よりも割安で株式を購入できるメリットがある。たけぞうさんは「上場企業には適時開示（投資判断に重要な情報を速やかに公表すること）という義務があり、無料で閲覧可能。この適時開示をチェックしていれば、売り出し情報を得ることができる」と解説した。

　こうした市場の大きな流れに着目するたけぞうさんは今、具体的にどういったポイントに注目しているのか――。

（以下、たけぞうさんが今、注目する4つのポイント・業界を紹介）