BT機がパチスロ業界の希望の光となるか(イメージ)
近年、出玉性能やゲーム性に関する規制緩和が進んでいるパチスロ。目下、注目の的となっているのは、“ノーマルタイプ”に搭載される「ボーナストリガー」(以下BT)と呼ばれる新機能だ。その全容が明らかになるとともに、6月からホール導入となるBT搭載機のラインナップが発表された。
一般的にパチスロの「ノーマル機」とは、ボーナスのみで出玉を増やす機種のことを指す。ビッグボーナスとレギュラーボーナスの2種類のボーナスが、それぞれ一定の確率で毎ゲーム抽選されるのが基本だ。通常1~3枚の遊技枚数を選択し遊技をするが、遊技枚数ごとにボーナスの当選確率が決まっており、従来のノーマルタイプでは3枚遊技のボーナス確率がもっとも高くなっている。つまり、1~2枚遊技ではボーナス確率が著しく低いため、通常時は3枚遊技が基本だった。
一方で、1~2枚遊技におけるボーナス確率が高くなるのが、BTという新機能だ。BTには一部のボーナス終了後に突入し、強制的に1枚遊技、もしくは2枚遊技となり、高確率で再びボーナスを引くことができる。その結果、従来のノーマルタイプよりまとまった出玉を獲得できるのだ。
次のページ:BTで想定される5つの出玉機能