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パチスロ新機能「ボーナストリガー」の全容が判明 ユーザーからは「“即ヤメ勝ち逃げ”がしやすくなる」「パチンコと同じような感覚で楽しめそう」の声、業界活性化への期待も

出玉性能に期待しすぎると肩透かしを食らうかも

 BT機の登場でノーマルタイプのゲーム性の幅は広がるが、出玉性能が急激に高まるわけではない。

 メーカーで開発されたパチスロ機は、国家公安委員会の指定試験機関である一般社団法人保安通信協会(保通協)にて、出玉性能や演出に関する型式試験を受け、適合となった機種のみが実際のホールに導入されることとなる。BTという機能が新たに搭載可能となったが、型式試験の基準そのものは変わっていない。

「BTという新機能が搭載できるようになったのは“型式試験の基準が変わったから”ではなく、“一部ルールの解釈が変わったから”というイメージです。出玉性能に関する制限は、従来のノーマルタイプもBT機も同じで、BT機だからといって劇的に出玉性能が高くなるという話ではありません。BTによって一度に獲得できる出玉が増えたなら、その分ボーナス確率が抑えられたり、通常時のベース(メダル50枚における平均ゲーム数)が抑えられたりするわけです。

 ノーマルタイプよりは多少射幸性が高くなっていますが、AT機ほどではない、というのがBT機のコンセプトであり、出玉性能に期待しすぎると肩透かしを食らう可能性もあるでしょう。基本的にはノーマルタイプのようなシンプルなゲーム性を保ちつつ、ちょっとした出玉の波を楽しめるという感じになると思います。

 ただ、これまでのパチスロの傾向として、新機能が登場した結果、そこから派生する形で、どんどんさまざまタイプの機種が登場し、結果的に射幸性が高まっていくというケースも多い。現状では“ノーマル機におまけがついた程度”になりそうなBT機ですが、将来的にはまた違ったものへと変化していくかもしれません」(藤井氏)

 いずれにしろBT機が、パチスロのゲーム性を広げていくことは間違いない。果たして、遊技人口が減り続けているパチスロ業界の希望の光となるか。

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