閉じる ×
マネー

【相続をスムーズに進める制度一覧】戸籍集め、不動産探し、借金の有無…相続手続き、財産管理がラクになる武器

相続手続きがラクになる武器

相続手続きがラクになる武器

財産を一発で把握する

 相続手続きには故人の財産の把握が必須となるが、そこでも手間を省ける制度がある。

「故人が所有する不動産の情報を調べるには『名寄帳』が便利です。自治体が固定資産課税台帳を所有者ごとにまとめた一覧表で、遠方でも役場に直接行かずに郵送で取り寄せることができます。証券口座は証券保管振替機構(通称・ほふり)に開示請求することで保有する上場企業の株や投資信託の口座情報が2週間ほどで通知されます。その後、各証券会社に問い合わせて実際に保有する金融商品を確定できます。生命保険は生命保険契約照会制度を使えば保険加入状況を照会できます」(鈴木氏)

 被相続人の借金の有無を調べることもできる。CIC(クレジット・インフォメーション・センター)、JICC(日本信用情報機構)、全国銀行個人信用情報センターという3つの信用情報機関に照会すれば借金の返済状況などが把握できる。これらの制度を知り、活用すれば相続手続きの手間は大幅に減らせる。加えて、「相続手続きはやはり被相続人が生きているうちの準備が重要」だと鈴木氏が語る。

「基本は遺言書を残すことです。私がお勧めするのは、時間を取られる検認作業などが不要の公正証書遺言です。そして財産目録を作成し、銀行口座を1~2行にまとめておく。それにより遺産分割協議などが不要になり、手続きにかかる時間は大幅に短縮できます」

 各種制度の存在を知り、活用することが、手続きを「最短」で終わらせることにつながる。

 * * *
 マネーポストWEBの関連記事《【保存版】最短で終わらせる死後の手続き 故人の口座の把握、葬儀の手配から役所への各種申請、デジタル関連の解約、財産管理…専門家が解説する「スムーズに進める方法」》では、家族が亡くなった直後の様々な手続き、デジタル関連の解約、相続をスムーズに進める制度などについて、詳しく解説している。

※週刊ポスト2025年3月28日・4月4日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。