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土俵に埋まるカネ

新横綱・豊昇龍が途中休場の舞台裏 3個目の「金星配給」で相撲協会に早くも年72万円の褒賞金支払いの負担増が発生していた

金星をあげた3人の力士は毎場所4万円の褒賞金増額

 初日、西小結の阿炎に立ち合いから一方的に突き出されて完敗した豊昇龍。新横綱の黒星発進は1995年の貴乃花以来、30年ぶりのことだった。

 2日目から3連勝後、5日目に西前頭2枚目の千代翔馬に寄り切られ、昇進後初の金星を配給した。さらに8日目に東前頭4枚目の高安に2個目の金星を与えると、9日目にも西前頭4枚目の一山本に敗れて3個目の金星となった。

 金星3個の配給は1964年春場所の栃ノ海以来、61年ぶりのこと。昭和以降に昇進した新横綱では最多の金星配給という不名誉な記録となった。相撲担当記者が言う。

「春場所で新横綱が平幕3人に金星を配給したことで、3人の力士が引退するまで場所毎に4万円ずつ合計12万円が褒賞金として支払われる。1年で72万円、3人が現役を10年続けると720万円となる。相撲協会にとっては、新横綱が平幕に負けたことで余分な出費が続くことになる」

次のページ:昇進を決めた初場所も平幕に3敗
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