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豊昇龍の横綱昇進で注目の「化粧まわし」の相場 刺繍店の職人が手がけて3本1000万円超も?大手百貨店の呉服売り場で注文し、「納期は半年から1年後」

奉納土俵入りした豊昇龍。昇進直後のため、武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)の化粧まわしでの土俵入りとなった(写真・JMPA、以下同)

奉納土俵入りした豊昇龍。昇進直後のため、武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)の化粧まわしでの土俵入りとなった(写真・JMPA、以下同)

 横綱に昇進した豊昇龍。豊昇龍に贈るために、高須クリニックの高須克弥院長がデザイン書家の山崎秀鴎氏に依頼したという龍の三つ揃いの「化粧まわし」のデザインが公開されて話題になっている。こうした化粧まわしはどのように制作され、どれぐらいの費用がかかるのだろうか。協会関係者はこう言う。

「十両以上の力士が土俵入りの際に締める『化粧まわし』は、博多織や西陣織にきらびやかな金糸銀糸の刺繍を施した関取だけに許されるコスチューム。後援会やスポンサーから贈呈されるのが一般的です」

 力士の出世のシンボルでもある「化粧まわし」だが、すべてがオーダーメイドになる。大手百貨店の呉服売り場で注文するのが一般的だという。三越日本橋本店の呉服特選サロンに問い合わせると次のような説明だった。

「デザイン起こしから始まりますが、企業ロゴやキャラクターを使用する場合は各方面への承認や確認も必要となります。部屋とのやり取りもあるのでそれで1~2か月かかります。図柄が決まってから製作まで3か月ほど要するので、納期は注文を受けてから半年から1年後となります」

次のページ:絹糸を職人が自分で染め、一針一針刺して立体感を出していく
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