セブンとローソンの「いちごサンド」を食べ比べ　“萌え断”の見た目だけではわからない「中身の違い」と、いちごの個数を数えて感じた「値上げの波」

1包装あたりでは2.5個のいちご

　続いて、ローソンで販売している『苺＆ダブルクリームサンド』も実食した。

ローソンの『苺＆ダブルクリームサンド』の価格は451円、1包装（サンドイッチ2個）あたりのカロリーは220kcal。1包装の重量は116gで、ひとつずつを計測すると、1個は68g、もう1個は48gだった。パッケージ表面には「栃木県産とちあいか」と表記されている。

　使われているいちごの量を調べるべく、パンを開いたところ、断面のところに半分のいちごが1つと4分の1にカットされたいちごが2つ、奥の方に4分の1のいちごが1つ入っていた。サンドイッチ1個あたりでは合計で1.25個、1包装あたりでは2.5個のいちごが入っていることになる。

「いちごジャムが入ったホイップクリームとカスタードクリームに包まれていて、スイーツっぽさがしっかり出ています。いちごについては、半分にカットしたものはしっかりと食感も楽しめますが、4分の1にカットされている方はちょっと物足りなさも感じました。もっといちごが入っていたらうれしかったんですけどね」（記者A）

“萌え断”の見た目だけではわからないこともある。いちごの個数を数えて感じたのは、いちごサンドにも確実に値上げの波が及んでいるということ。さまざまな原材料が高騰するなか、500円という価格は現段階におけるギリギリの企業努力なのかもしれない。