セブン-イレブン『いちごサンド』(左)とローソン『苺&ダブルクリームサンド』
鮮やかな断面が“萌え断”などと呼ばれ、2018年ごろからじわじわとブームになっていたフルーツサンド。その人気は定着し、コンビニでもフルーツサンドが定番商品となっているが、他のサンドイッチに比べて価格が高い側面もある。
たとえば、セブン-イレブンで販売されている『いちごサンド』は496円(東京都内の店舗で販売されている商品の価格。以下同)、ローソンの『苺&ダブルクリームサンド』は451円だ。コンビニグルメに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「コンビニのサンドイッチは具材によって価格が異なりますが、200円台後半から300円台後半の価格帯がメイン。フルーツサンドは400円前後以上となっていることが多く、原材料が高い分、どうしても他のサンドイッチより高めになる。また、フルーツサンドでもパイナップルやみかんを使った商品は300円台後半から400円台前半くらいですが、いちごをメインとして使うと、さらに高めになります。
たとえばセブン-イレブンの『いちごサンド』の496円という価格は、同じセブン-イレブンでいうと『太麺の大盛ナポリタン』と同じ。さらにいえば『幕の内弁当』は462円なので、『いちごサンド』よりも安い。ボリューム感を考えると、『いちごサンド』が高く感じる人もいるでしょう」
ちなみに、マネーポストWEBでは2021年1月にコンビニの『いちごサンド』の食べ比べ記事を掲載している。そこで紹介したセブン-イレブンの『こだわりクリームのいちごサンド』の価格は386円だった。まったく同じ商品ではないとはいえ、約4年で110円ほど高くなっており、昨今の価格高騰の波を感じざるを得ない。
では、2025年の今、フルーツサンドは価格に見合った商品なのだろうか。マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者・Aが、セブン-イレブン『いちごサンド』とローソン『苺&ダブルクリームサンド』を実食して検証した。