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投資

インフレ時に強い資産「ゴールド・ビットコイン・原油・牛肉・米ドル」それぞれの特徴と価格上昇の現在地

米ドル:世界1位の経済大国アメリカへの信頼、高金利の恩恵も期待できる

「円弱」「円が下落」「円安による物価高騰」というフレーズが日本のお茶の間でもお馴染みになってきている。それに伴い注目を集めてきているのが米ドルへの投資だ。

 円が下落しているのであれば、逆に言えばそれは米ドルの上昇を意味しており、この円安ドル高傾向は、まだ続くと予想する声は多い。

 米ドルは世界の中央銀行が外貨準備として最も多く保有している通貨であり、世界の通貨の約60%は米ドルという状況である。国際貿易の決済や金融取引もほとんどが米ドルで行なわれている。また米国はGDPで世界1位の経済大国でもあり、そうした点が米ドルの信頼性の裏付けとなっている。

 そして、政策金利を見ても、日本の政策金利が0.5%に対し、アメリカは4.25~4.5%と、圧倒的に高い水準であることから、日本円を保有するよりも高金利の恩恵を得やすい通貨と言える。

 昨今では冒頭に記した通り、恒常的な円安傾向ということもあり、ドル高傾向を続けている米ドルへ資産の一部を分散させ、リスク分散を図るこ投資家は少なくないようだ。

 新NISAなどで人気のナスダック投資やオルカン投資なども、米ドル買いの一つの形と言える。

まとめ

 今回は個別株ではなく、インフレなどにより価格が上下する資産について解説した。個別株投資においても、ここで紹介した内容から一歩踏み込んで銘柄選択を考えることでその精度が高まるだろう。

 例えば、ゴールドが上昇を続けると考えれば、ゴールドを採掘している企業や、ゴールドを扱っている商社には株価上昇のチャンスが来ると考えることもできる。ドル高進行が続くと考えれば、外需企業の個別株には追い風が吹く可能性が出る、といった具合に掘り下げていくことができる。

 個別株投資を行う際には、業績の良し悪しを考える以上に、このようなマクロ環境が追い風になっているかどうかを精査することが大切だ。

【プロフィール】
古賀真人(こが・まさと)/個人投資家、経済アナリスト、会社経営者、投資系YouTuber。1978年、埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote「カブアカマガジン」(https://note.com/masatokoga)を日々更新中。

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