プロが厳選「最高コスパ食材」ベスト10(1~5位)
値段だけじゃなく「栄養」「アレンジ」で選ぶ
卵やもやしを抑えて1位に輝いたのは「豆腐」。管理栄養士の望月理恵子さんが言う。
「1丁(約300g)で約200kcal、たんぱく質は20gほどです。手のひらサイズの肉や魚と同じくらいのたんぱく質を摂ることができます。
基本的に、たんぱく質が多いと満腹感も得やすくなります。ひき肉でつくるハンバーグや肉団子のかさ増しに使ったり、湯豆腐で主食にしたりとアレンジしやすいのも魅力です」
2位は「鶏むね肉」。鳥インフルエンザで鶏肉の価格が上がる中、むね肉だけは安さをキープしている。節約系インスタグラマーのmemiさんが言う。
「豚や牛、魚などの半額以下で買えるのに、栄養価が高くて調理法も豊富。フードプロセッサーを使えば簡単にミンチにできますし、マヨネーズを揉み込んでやわらかく焼くなど、工夫次第でガッツリにも、アッサリにも使える万能節約食材です」
値上がりしても“物価の優等生”
3位には「卵」が入った。「値上がりしているとはいえ、やはり価格の優等生。ビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養が摂れるといわれる完全栄養食なので、それが1個20円前後と考えればコスパは最強クラスです」(memiさん)
4位は「きのこ」。料理家の菅智香さんが解説する。
「一年を通して価格が安定しているうえ、低カロリーで食物繊維が豊富な健康食材。冷凍保存が可能なので、特に安いときに買いだめもできます。中でも、和洋中何にでも使えて、味の主張が強くなく、かさ増しにもピッタリなえりんぎを重宝しています」
5位は腸活食材としても名高い「納豆」。管理栄養士の麻生れいみさんが言う。
「良質なたんぱく質を摂取できるだけでなく、腸内環境改善や免疫力アップ、血液サラサラ効果、高血圧予防など、さまざまな健康効果が期待できるのに、1パックあたり数十円です。アレンジ次第では、毎日食べても飽きがきません」