たんぱく質が豊富でアレンジしやすい「豆腐」はコスパも最強!(写真:イメージマート)
食料品の値上げはもはや常態化し、野菜や米の買い控えを続けるだけでは健康が脅かされることになる。そこで毎日の食卓の救世主となるのが「コスパ最強の食材」だ。栄養価も高く、料理のかさ増しにも使える優秀食材を徹底調査し、食とお金のプロたちの意見を踏まえてランキング化した。
4月からの値上げもノンストップ
食料品の値上げが止まらない。帝国データバンクによれば、3月の値上げ品目数は2343品で、前年同月の約3倍にも膨れ上がり、2025年の値上げ品目数はこの時点で1万品以上。
4月以降も調味料などを中心に、4100品目以上の値上げが予想されている。ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんが言う。
「“価格の優等生”といわれた卵も値上がりしており、5、6年前までは1パック200円ほどだったのが、2023年春には300円を超えて過去最高値を更新しました。1月に広まった鳥インフルエンザの影響もあり、現在も価格の高止まりが続いています。
同じく節約食材の代表格のもやしも、以前は1袋20~30円前後で売っているところが多かったのが、いまでは45円ほどのスーパーも少なくありません」
サラダ油は5年前の1.5倍、マヨネーズやしょうゆなどは平均2割くらいの値上がりだ。こうして一度上がった価格は、基本的には元には戻らない。
「食品の価格は今後も上昇すると見込まれます。家計を守るには、安い食材をうまく取り入れて、乗り切っていくしかありません」(飯村さん)
家計の炎上も防ぎながら、健康で豊かな食卓を維持するために、いま“買うべき”食材は何か。本誌・女性セブンは、管理栄養士や料理研究家、ファイナンシャルプランナーなど“食とお金のプロ”8人に「安くて腹持ちがよく、栄養価も高く、使い勝手もいい」コスパ最強食材はどれか、アンケート調査を行った。その結果を紹介していこう。
【以下の8人に、「コスパのいい食材」を挙げてもらい、1位を10点、2位を9点、3位を8点、4位を7点、5位を6点、6位を5点、7位を4点、8位を3点、9位を2点、10位を1点として集計。/・麻生れいみさん(管理栄養士)・飯村久美さん(ファイナンシャルプランナー)・菅智香さん(料理家)・関口絢子さん(管理栄養士、料理研究家)・風呂内亜矢さん(ファイナンシャルプランナー、管理栄養士)・memiさん(節約系インスタグラマー)・望月理恵子さん(管理栄養士、健康検定協会理事長)・ゆきこさん(節約主婦)】