プロが厳選「最高コスパ食材」ベスト10(6~10位)
根菜は旬、葉物野菜は冷凍を活用
6位「じゃがいも」以降は、「にんじん」「もやし」(同率7位)、「玉ねぎ」(8位)と、物価高においても比較的価格が安定している根菜類を中心にランクインした。
「野菜の価格は天候によっても上下するので、できるだけ安いものを買うためには“旬”を狙うこと。一年中流通している根菜類も、旬の時期はより安くなる傾向にあります。一時期は“1玉1000円超え”などで話題をさらったキャベツも、生育が回復したことなどからいまでは価格が落ち着いてきています。
また、葉物野菜などは冷凍品を活用するのもおすすめです。旬の時期に収穫して冷凍するため、栄養価も申し分なく、生で買うより長持ちするのもメリット」(飯村さん)
9位の「乾物」は、いずれも栄養価が高く、価格が安定していて長期保存が可能なお助け食材。ひじきやお麩のほか、高野豆腐やはるさめはかさ増し、主食としても活躍する。節約の心強い味方で、おかずのボリュームアップにも役立つ。ご飯に混ぜたり、煮物や肉巻き、スープにサラダと、用途を限定しないので節約レシピのバリエーションを増やしてくれる。
10位につけた「さば缶」は、節約生活ではつい避けがちな魚を手軽に食べられる優秀食材。管理栄養士で料理研究家の関口絢子さんが言う。
「長期保存がきく缶詰は比較的値上がりの影響を受けにくいので、ストックに最適です。中でもさば缶は必須アミノ酸をバランスよく含むほか、オメガ3系脂肪酸、ビタミンD、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富で使い勝手も抜群」
何もかもが値上がりしているいま、「安い」だけでは不充分。家計を守りながら栄養もしっかり摂れる「健康節約」をめざそう。
※女性セブン2025年4月10日号