いまの相場環境で有効な投資戦略や注目銘柄とは
トランプ米大統領が4月2日に打ち出した「相互関税」が世界の株式市場に大打撃を与えている。4月7日の日経平均株価は過去3番目の下げ幅となり、一時3万1000円を割り込むなど急落が続いている。
個人投資家向けに各種レポートなどを提供し、市場動向や個別銘柄の分析に定評があるカブ知恵代表の藤井英敏氏は、「世界同時株安“MAGAショック”の“震源”であるトランプ氏が株安対策を打ち出さない限り、下落傾向に歯止めはかからず、株安はまだまだ加速する」と予想するが、当面の下落基調が見込まれるなか、投資家は株式市場から撤退・静観したほうがよいのか。「そうしたなかでも打つ手はある」という藤井氏に、いまの相場環境で有効な投資戦略や注目銘柄について話を聞いた。
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