成功も失敗も「学び」と捉える姿勢が重要
ちょる子さんは自身の投資スタンスについてこうまとめる。
「高配当株と株主優待株が全体の45%、残りの資金をデイトレやスイングトレードに回しています。高配当株と株主優待株は基本的に長期保有で、無配転落などがない限り手放しません。スイングトレードで注目するセクターは、日銀の利上げに伴う株価上昇が期待できる銀行株や、インバウンドに強いホテル関連銘柄、下げ相場で有効なディフェンシブ銘柄の医薬品セクターなどです」
これから投資を始める人や、うまくいかずに悩んでいる投資家へのアドバイスを聞くと、こんな答えが返ってきた。
「まず自分に合ったやり方を探すことです。そして、やり方を見つけたらやり続けることです。少額からでも最初の一歩を踏み出す勇気が大切で、株式市場に参加することで投資感覚が養われます。成功と失敗を経験として受け止め、すべてを学びと捉える姿勢も重要なポイントだと思います」
そう説くちょる子さんは、いまの大荒れ相場でどこに着眼しているのか。別記事『子育てママの億り人・ちょる子さんが厳選した「トランプ相場の逆境でも稼げる期待の銘柄4選」 金融、インバウンド関連に注目する理由とは』では、ちょる子さんが今、注目する個別銘柄について解説している。
投資歴14年で資産2.4億円を築いたちょる子さん
【プロフィール】
ちょる子さん/大手企業の営業職やマーケティングなどを経て、企業の価値向上をサポートするPR支援事業で独立。仕事と子育ての傍ら、高配当銘柄、優待銘柄、日経先物、個別株のデイトレードなど、マルチな投資スタイルで2024年1月に資産2億円超えを果たした個人投資家。X(旧Twitter)アカウント:@kabu_st0ck
取材・文/小野雅彦