「広い部屋」に住むことのデメリット
「さらに重要なのが家賃です」とゆみにゃんさんは続ける。
「溜め込んだ“モノ”のために家賃を払っていないかという視点を持ちましょう。また、広い部屋だといろんな家具を置いてスペースを埋めたくもなってしまいます。私もミニマリストを意識して6畳の部屋に引っ越し、本当に必要なモノのみにしてみたところ、部屋がそこまで広くなくても十分生活できることに気づきました。使ってもいない持ち物のために家賃を払っていたのが無駄だったと理解しましたね」
家賃も上昇傾向にあり、エリアや諸条件によっては引っ越すことで固定費が増すケースもあるので注意は必要だが、使ってもいないモノのために高い家賃を払っていないか、今一度見直す余地はありそうだ。
ゆみにゃんさんは、そうした節約によって貯めた資金を投資に回し、資産形成を進めた。投資については、トランプ米大統領の関税措置などによって市場の混乱が続くが、どう取り組めばいいのか。別記事『10年で「資産ゼロ→8000万円」のミニマリストゆみにゃんさんが教える「新NISAと投資信託選び」の要諦 「トランプ・ショック」のような下落局面での心構えとは』では、ゆみにゃんさんの実践する具体的な投資法などを紹介している。
【プロフィール】
ミニマリストゆみにゃん/北海道生まれ、東京都・神奈川県育ち。3級FP技能士。大学を卒業後、大手ゲームメーカーに入社。7年半付き合った彼氏と結婚するも、マイホーム購入直後に離婚して貯金ゼロに転落。さらに仮想通貨投資詐欺、不動産投資詐欺、恋人にだまされるなどお金を失い続ける。そこから節約&ミニマリストに目覚め、転職して空いた時間でYouTubeにも挑戦。ミニマルライフを生かした節約術や持ち前の論理的思考をもとにお金の増やし方を発信し、登録者は14.5万人。著書に『オートで月5万円貯まる魔法の節約術』(KADOKAWA)がある。