ミニマリストゆみにゃんさんの「新NISA活用術」とは
昨年スタートした新NISAが投資ブームを喚起した一方、今年に入ってからはトランプ米大統領の打ち出す政策により世界の株式市場に動揺が広がる展開が続く。そうしたなかで、どのように新NISAを活用すればいいのか。節約と副業、そして指数に連動する運用を目指す投資信託を活用したインデックス投資を組み合わせることにより、10年で「資産ゼロ→8000万円」を実現したYouTuberのミニマリストゆみにゃんさんに新NISA活用術を聞いた。
2025年1月にアメリカ大統領に就任したトランプ氏の言動はまさに「予測不能」の様相を呈し、同盟国である日本にまで高関税を課すと打ち出しことで、株式市場は冷や水を浴びせられた。新NISAで投資デビューした人にとっては、不安ばかりが大きくなる局面だ。
ゆみにゃんさんは下げ相場での心構えについてこう話す。
「市場は上下するものです。私も、ここ最近で1000万円単位で資産の変動がありました。とはいえ、それに気づいたのは後になってから。インデックス投資をしているのであれば、日々のチャートの変化に一喜一憂するのではなく、放置しましょう。特に資産形成期の人は、株価や基準価額を見る時間があるならば、転職したり副業をしたりスキルアップをしたりなど、そちらに注力し、余剰資金を増やす努力をすべきです」(以下、「」内はゆみにゃんさん)
新NISAの枠(つみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円。非課税保有限度額1800万円)を使い切れていない人は、まずはそこを埋められるだけのお金を稼ぐことに注力すべきだという。
「新NISAの枠を超える余剰資金がある人も、特定口座で同じ商品を買うとよいでしょう。例えば、退職金が入ってまとまったお金があるからと不動産投資や個別株に手を出す人もいますが、リスクを最小限に抑えたいのであればやはり投資信託が最有力です」