近年、東京都内を中心に急速に店舗を増やしているのが「まいばすけっと」や「マルエツ プチ」といった小型のスーパーマーケットだ。広さは大きなコンビニよりもちょっと広く、通常のスーパーマーケットよりは狭い程度。生鮮食品からペットボトルのドリンクやお酒、お菓子、レトルト食品など、通常のスーパーマーケットと同様の商品が販売されている。そんな小型スーパーマーケットは、ファミリー層のみならず単身者にとってもかなり重宝される存在になっているようだ。
東京都世田谷区に住む30代の男性Aさんは独身の会社員。基本的に外食中心で、家で食事をする場合は、コンビニや弁当チェーンのお弁当か、デリバリー。自分で作るとしてもカップ麺くらいだ。そんなAさんの近所には、イオングループの『まいばすけっと』が3店舗も営業しているという。
「まいばすけっとができるまでは、コンビニで買い物をすることが多かったんですが、今となってはまいばすけっとが中心です。お菓子を買うのも食材を買うのもまいばすけっと。特に買うことが多いのは、ペットボトルのドリンクです。500mlのドリンクを1日2~3本飲むんですが、とにかく安いので助かっています」(以下同)
500mlのペットボトルに入ったドリンクのコンビニでの販売価格は、150円程度が一般的。しかしスーパーマーケットでは、150円よりも安く売られることが多く、中には80円台の商品もある。まいばすけっとでも同程度の価格で販売されている。
「私がいつも飲んでいるのは、『世界のKitchenから』(キリン)シリーズの『ソルティライチ』。まいばすけっとでは86円くらいで販売されています。コンビニで買うより60円くらい安いですね。1日1本飲んだとして、まいばすけっとで買い続ければ、コンビニで買うより月に1800円も節約できるということです。これは大きいです」