「大きな買い物は家族とよく話し合ってから」と諌めるのは、ファイナンシャルプランナーの森田悦子氏だ。
「車は初期投資の金額が大きいだけでなく、都市部なら駐車場代も毎月の大きな出費になります。加えてガソリン代、車検代なども合わせると年間の維持費は50万円を超え、固定費として家計の負担にもなる」
では永田さんのような「男のロマン」をどう実現したらよいのか。
「月に数回乗る程度ならカーシェアリングがお得です。週1回3~6時間程度の利用で月1万~2万円程度で済む。ベンツなど外国車や高級車を1時間1500円程度で利用できるサービスも出てきています。
都市部の一般的なケースを想定すると、カーシェアリングと比べて、マイカーだと年間で26万円も高くつく。10年に1度、買い換えることも考えれば、60~80歳までの20年間で約920万円も差が付く計算になります」(前出・森田氏)
※週刊ポスト2019年6月21日号