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そうだ、キャンプ行こう! 愛好者が語る自然の中で過ごす喜び

「正直、キャンプ道具だったり、自分の体験についての“うんちく”を語る人もいて、ちょっと面倒くさいです。道具のこだわりについて必要以上に語っても、他の人にとってはどうでもいいでしょう。あと、長時間拘束されることになるので、リフレッシュできる一方で、どうしても疲れは出ます。さらにテントを専用業者に洗濯してもらうだけで、1万円ほどかかるのも、ちょっと難点でしょうか」

都心で気軽に焚き火をしてアウトドア気分

 20代の会社員・Bさんは、年に3回ほど、東京都の多摩地区や城南地区にある認可を受けた公園や河川敷での焚き火を楽しむ。数日間出かけるキャンプと異なり、半日ほどでアウトドア気分を味わえるのが魅力だと語る。

 焚き火をする日は、昼過ぎに仲間と集合して、レンタカーで河川敷に出かける。焚き火台や薪、着火剤、鉄網などの必需品のほか、マシュマロやつまみなども持ち込んで、火であぶって食べるという。フリスビーやキャッチボールをすることもあるが、仲間たちと火を囲み、語りあっている時間の方が長い。

「川沿いの冷たい風を浴びながら、焚き火で暖をとると、無心になれます。泊まりのキャンプにも行ったことがありますが、寝袋だと周りが気になって、ゆっくりと休めない。何より貴重な土日をキャンプだけに割くのはもったいない気もして、気軽な焚き火の方が、自分には合っていると思います」(Bさん)

 都会の喧騒から離れて、自然の中で過ごすことは、プライスレスな体験なのかもしれない。

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