では、誰からもらっているのかをたずねると、親からが89.6%、祖父母が23.2%。約4人に1人の小中学生が祖父母からお小遣いをもらっているという結果に。また、金額については全体の1か月の平均額が2036円。親からもらう平均額が1892円、祖父母からの平均額は2869円で、祖父母からもらう金額は約1.5倍だという。学年別では、親からもらう定期的なお小遣いの1か月の平均は小学生が1507円(祖父母からの平均は2436円)、中学生が2298円(祖父母からの平均は3500円)となった。
やはり、祖父母からのお小遣いは総じて金額が高いようだが、なかには無駄遣いを気にする声も。小学生の一人っ子の母である遠藤さん(仮名・40代)もその一人。
「うちは、私の両親と2世帯で住んでおり、子供のお小遣いは私の両親が渡しています。最初は“助かる”と思っていたのですが、どうも祖父母というのは子供に甘すぎるんですよね。定期的なお小遣いはもちろん、そのうち私の知らないところで臨時のものまで渡すようになり、お金のありがたみが薄れているような気がして……。ですから、お小遣いの管理は私がするようにして、甘やかしすぎ、無駄なお金の渡しすぎといったことを監視するようにしました」
お小遣いの使い道は子供の自由と考える人が多いのか、同アンケートでもお小遣いの管理は子供自身がしているというケースが77.5%という結果だった。具体的な管理方法については「貯金箱」や「財布」で管理しているという定番の方法のほか、「スイカにチャージ」というものも見られた。
しかし、「お小遣い帳は子供が管理しているが、財布は親が管理」(男子中学2年生)や、「子供の財布を親が預かっており、必要な時に財布を渡している」(男子小学5年生)というように、事実上親が管理して無駄遣いを防止しているケースも少なくないようだ。