企業概要
企画・戦略立案からデザイン、システムまで、Webを総合的に行っている企業です。
設立は1995年。当時光通信に在籍していた剣持社長が独立して設立された企業です。インターネット黎明期の当時は、Webデザイン制作会社やシステム会社が起ち上げられていく一方で、Webを総合的に運用する企業は存在しなかったといいます。同社はそんな中、企画・戦略立案からデザイン、システムとWebを総合的に行う会社として起ち上げられました。
国内でも数少ない独立系SIPS企業として、戦略立案から集客、Webサイト構築、システム設計など、総合的なWeb運用サービスEMCに注力し、顧客に提供しています。
足元の業績はデジタル化に追われる企業からの旺盛な需要を受け、大幅増収増益となっており、今期も最高業績を更新する見通しとなっています。特に注目されているのが新たな事業柱として注力しているデジタル人材事業の進展です。市場の需要拡大の流れを背景とした、デジタルサイエンティストの派遣事業の拡大が成長をけん引すると期待されます。
注目ポイント
新たな取り組みも活発で、2018年9月からデジタルマーケティング運営コストを最大50%削減するという「生産性向上サービス」の提供を開始。ここ数年で導入機運が高まっているRPA(Robotic Process Automation)です。
また11月にはSalesforceなどのクラウドサービスの導入支援を行うテラスカイと協業で、マーケティングオートメーションツールの運用を本格スタート。今年4月にも医療業界に特化したデジタルマーケティング支援を開始しています。
各業種で進むデジタル化に足並みを揃えるように、事業領域を拡大しており、デジタル化の流れとIT人材不足を追い風に更なる成長が期待できると思います。
財務状況も良好です。自己資本比率が56.1%、有利子負債ゼロの無借金経営となっています。事業好調により現金等の積み上げも順調で、総資産の4割がキャッシュポジションという盤石の内容となっています。
【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。