「発表後、店舗を巡回中の社長や働いている従業員に、お客様からたくさんの祝福と激励のお声掛けがありました。中間発表では負けていたので心配されていたようで、1位という結果を自分のことのように喜んでくださって。お客様に本当に感謝しています」(オーケー販促広報室)
オーケーが店舗に設置しているご意見箱にも、「3連覇おめでとうございます」「投票した甲斐があった。これからも頑張って!」といった祝福メッセージがたくさん入っていたという。
一方、中間発表では1位だったライフ。開票当日は、「その瞬間」を心待ちにしていた。だが、結果は惜しくも2位。
「放送当日は、広報部のメンバー揃って生放送を聴いていました。社長は別のフロアで聴いていたようです。ほかの従業員たちもみんな仕事をしながら聴いていたようで、2位だと発表された瞬間は“ああっ、残念!”という声が上がりました。でも1回目が5位、前回が3位。ランクアップしていることは素直にうれしいですね」(ライフ広報部)
以下、3位ヤオコー、4位ロピア、5位サミットと続いた。番組パーソナリティーのジェーン・スーさんが話す。
「上位20社の半分以上は地元密着型のスーパー。つまり全国展開で店舗数が多ければ勝てるというわけではない。いかにスーパーが生活者の毎日に密着して存在しているか、改めてわかりました。
たとえばオーケーは出店する地域を絞った戦略をしている。だから、住んでいる地域によってはまったく知らない人もいるんです。実は私も総選挙が始まる前まで、オーケーの存在を知りませんでした。
でも、わざわざ遠出して行ってみたら、とにかく安いし、『オネストカード(商品の情報開示カード。値上げの理由やメーカーとの取引情報を“正直”に記載)』には“今は品質が悪いので買わないでください”なんて書いてある。もう、メロメロになりました。ライフも素晴らしいスーパーだし、ヤオコーは埼玉だけにしかなかったり、サミットはチラシが面白いなど、それぞれに特色がある。全部頑張れ!って言いたいです(笑い)」