また、フリーランスで働く30代女性のCさんは、「別に領収書をもらうのはいいのですが、ひとこと断ってほしい」という。
「割り勘なのに自分用に領収書をもらわれると、ちょっと『あれ?』という気持ちになります。最初に『もらってもいい?』とか聞いてくれたら、いいよって言うのに。黙って自分だけ“得”しようとする人に見えてきてしまいます。でも、それを指摘するのも、自分の器が小さい気がして、いつもモヤモヤしたままです」(Cさん)
領収書でコストを管理する男性と、支払いを通して自分への“本気度”をはかる女性。一枚の領収書が、それぞれに複雑な気持ちを抱かせているようだ。