企業概要
ティーケーピーは企業向けの空間シェアリングビジネスのリーディングカンパニーとして2005年に創業。貸会議室ビジネスを軸に、M&Aや事業提携を活用しながら事業を拡大しており、2019年7月現在で擁する連結子会社は16社を数えます。
運営する貸会議室の数は、2007年の200室から順調に増え続け、2012年には1000室を突破。2019年2月末時点には、2137室(前期末比+15%)となりました。
運営する施設の年間利用企業数は2.6万社を数え、うち2000社が上場企業となっています。
注目ポイント
売上上位500社の年間平均利用施設数は100施設となっており、リピート率は85%と、顧客満足度の高さが伺えます。全国展開していることで、各種試験や大手企業の採用活動の場において、大口案件を一手に引き受けることができるのも強みの1つです。
株価はPERでは51倍と割高感がありますが、今後も業績の拡大を期待できる理由が2つあります。
1つは空間シェアリングというこれから伸びる市場において、競合なく高成長を遂げていること。もう1つはM&Aによって事業領域を拡大させ、企業活動を総合的に支援できるパイの大きい市場で事業展開していける事業基盤ができていることです。
これらを評価すると、中長期的な株価の上昇が期待できると思います。
【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。