帰省や旅行など出かける機会の増える夏、心配なのは留守中の空き巣。犯罪者が嫌うのは、人の目・時間・光・音だというが、被害を未然に防ぐにはどうすればよいか。
家の外側の対策であれば、表札や郵便物の情報をシャットアウトする、庭の雑草は伸ばさない、家の周りに書かれた文字は消す、車を使う時は車庫の中央に物を置いておく……などが挙げられる。ただし、それだけでは不十分。家の外側だけでなく、室内でも対策をとる必要がある。
たとえば室内が図のようになっていると、空き巣に狙われやすいという。
【1】ドアスコープが無防備
【2】留守電のメッセージが「ただ今、留守です」
【3】玄関に女性用の靴だけが出ている
【4】カレンダーで家族の予定を共有している
【5】物が多く、把握しきれていない
【6】外出時は貴重品をすべて持ち出す
それでは、具体的な安全対策はどうすればよいか。実際の被害事例を踏まえて、防犯アドバイザーの京師美佳さんが解説する。