【対策1】ドアののぞき穴は紙などを貼りふさいでおく
ドアののぞき穴は、外側から簡単に取り外せるものが少なくない。
「東京都在住のOLは、外から室内が見えるレンズに交換され、ワンルームのため着替えなどものぞかれていました」(京師さん・以下同)
また、レンズを外した穴から器具を挿し込み、玄関の鍵を開けて侵入した事件もある。開閉できるフタ付きのドアスコープに替えれば、必要な時に支障なく使える。
「部屋側のレンズに紙などを貼る応急処置でもOKです」
【対策2】留守電のメッセージは「ただ今、来客中です」にする
留守電で定番の「ただ今、留守にしています」というメッセージ。愛知県に住む主婦は、買い物中にこれで空き巣に入られた。電話の応対がない家に絞って空き巣に入る事件は多発中。“来客中”というメッセージにすれば、在宅の可能性を疑って犯行を諦めることも期待できる。
「家族や警察になりすまし、不在時を確認するケースもあるので、家族だと確認できる合言葉を決め、『録音されます』とアナウンスが流れる電話に替えるのも有効。同様に、SNSなどでリアルタイムに旅行や外出を発信するのも禁物。帰宅後に発信を」
【対策3】玄関には男物の靴を含め、複数の靴を出しておく
住人に男性がいないと、狙われる可能性が高まる。10年以上前に婦女暴行を繰り返した犯人は元宅配業者で、ふだんの配達時に玄関に男性の靴がある家は狙わなかったと供述していた。
「訪問者の対応は、宅配便でもドアチェーン越しに応対し、外から見える位置にあえて男物の靴を置くことを心がけましょう」