「加入したお客様から、“がんになったけれど、ステージ0(※がん細胞が粘膜内にとどまっており、リンパ節に転移していない状態のこと)だと給付金は出ないのか”という問い合わせがよくあります。ステージ0でも、精密検査のために会社を休まなければならないなど、意外にお金がかかります。でも現実には、ステージIからしか給付金が下りない商品が多い。正直、がんの治療や種類があまりにも多いから、すべてをカバーした保険を出すのは、非常に難しいんです」(50才男性)
いざという時のために毎月保険料を支払っているにもかかわらず、その時に保障されないならば意味がない。多くの顧客の“いざ”に直面した結果、そのことを痛感し、保険を解約したと語る生保社員もいた。
「会社に勤務し始めた頃は保険に入っていましたが、内容を知っていくにつれて、“毎月保険料を払うより、そのお金で人間ドックを受けて、病気を早期発見した方がよっぽどいい”と考えるようになった。病気が進行すればするほど、治療費がかかるし、収入も減る。こっそり解約しました」(32才男性)
※女性セブン2019年8月15日号