ファミレスの「とんかつ」食べ比べ　ガスト、ジョナサン、デニーズの違いは？

ジョナサンは、ころもサクサク感と濃いめのソースが特徴

　ガストと同じくすかいらーくグループのジョナサンでは『厚切り！やわらかひれかつ』が販売されている。価格は単品で1099円、ごはん・みそ汁・漬物がついた『厚切り！やわらかひれかつ膳』なら1299円となっている。

「ガストのような一口ひれかつではなく、1枚のひれかつです。“厚切り！”と銘打っていますが、さすがにとんかつ専門店で出される“厚切りひれかつ”などと比べると、そこまでの厚さは感じません。お肉はたしかに柔らかくて、とても食べやすい。ころものサクサク感は強めです。

　また、ソースは、甘くてフルーティーなソースというよりは、パンチが効いた濃厚ソースといった印象。味が濃いことで“ガッツリ感”を上手く演出できていると言えるでしょう」（小浦氏）

　価格は小鉢無しの定食の形で1299円。小鉢ありで1048円のガストに比べると少々高いようにも感じるが、「お肉のボリュームはジョナサンの方が多めなので、価格差は妥当だと思います」（小浦氏）

デニーズは「ハーブ三元豚」で脂身も楽しめる

　デニーズで販売されているのは、オレガノ、タイム、シナモンの3種のハーブエキスを配合した飼料で育てられた豚肉を使用した『ハーブ三元豚のとんかつ膳～生ソース（選べる小鉢つき）』。ごはん・みそ汁・ひじき・小鉢がついて1249円となっている。

「“ひれ”や“ロース”といった表記はないのですが、ガストやジョナサンとは違って、脂身があるのが特徴。お肉も厚みがあって、ボリュームも十分です。1249円は決して安いものではありませんが、満足度は十分だと思います」（小浦氏）