和風定食の定番となっている豚の生姜焼き定食。何を食べようか迷ったときに「とりあえず、生姜焼きでも頼んどくか」と考える人も多いのではないだろうか。
そんな生姜焼き定食はファミリーレストランでも人気メニューのひとつとなっている。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「大手ファミレスでは、とんかつ定食や鶏のから揚げ定食が和風メニューの定番となっていますが、それらと並んで生姜焼きも人気。主要ファミレスの中では、ガストとデニーズが定番メニューとして生姜焼き定食を販売しています。また、ロイヤルホストは生姜焼きではありませんが、『国産豚 ポークロースステーキ ジンジャーバターソース』というメニューも人気です」
ファミレス各社でどんな違いがあるのか。まずは、ガストとデニーズの生姜焼き定食を比較してみよう。
ガストの生姜焼きはザ・シンプル
ガストで販売されている「豚肉の生姜焼き」は、単品で599円(税抜き、以下同)。“定食”の形にするには、179円の単品ライス、もしくは、ご飯・味噌汁・小鉢・漬物の「Cセット」(349円)などを注文する必要がある。ライスと生姜焼きの組み合わせであれば778円、Cセットとの組み合わせであれば948円となる。
「ガストの『豚肉の生姜焼き』は、豚肉を玉ねぎといっしょに炒めて、青ネギを最後にふりかけたとてもシンプルなもの。一般的な生姜焼きのイメージを裏切らないもので、多くの人がおいしくいただけると思います。
付け合せには、千切りのキャベツが盛られています。マヨネーズもついてきますが、もともとキャベツにはドレッシングがかかっていて、生姜焼きのタレと混ぜつつ食べるとおいしいです。
分量については標準的といった印象。価格については、ライスだけを頼むか、それとも味噌汁や小鉢を含めて頼むかで、調整できるのは消費者にとって嬉しい部分ではあると思います」(小浦氏・以下同)