「まとめ買いした賞味期限切れの保存食品や、冷凍庫の中に眠る冷凍のご飯や保冷剤、キッチンの引き出しの中にある、柚子胡椒とかラー油などの数回しか使っていない調味料などを捨てていきました。ご飯やお茶など、『絶対に消費するものしか置かない』『食材は溜め込まずに、すぐ消費する』などのマイルールを設けて、実践するようになりました。
ただ、モノが減ると増やしたくなるのも性分。「モノが減ったことで少しだけ、気が大きくなったように感じます。ノベルティのマグカップや、『にんにくの皮むき器』『白髪ネギ製造機』など、あまり使う機会のなさそうな調理器具が増えるなど、着実にリバウンドしてきている気がします」
ダイエットと同じで「適正量を心がける」ことが大事
収納スペースやリビングを中心に片づけを行ったのは、同じく40代の男性・Cさんだ。
「片づけにハマってから、部屋のすっきりさは、心のすっきりにもつながるんだと実感。家の中の風の通りもよくなった気がします。服を少しずつ増えて来ましたが、服も一枚買ったら一枚処分を考えるなどのプラスマイナスは意識するようになり、以前より総量は少ないままです」
リバウンドをしそうになりながらも、踏みとどまれているのは、無理をし過ぎないことを心がけているからだ。
「体重と同じで戻るのも早いので、短期間で一気にやりすぎないようにするのがコツ。同時に、決して無理をし過ぎずに、常に『自分にとっての適正量』をキープする習慣が、何よりも大事だと思っています」
無理な減量が体重のリバウンドを呼ぶように、決して無理をし過ぎることなく、自らの生活に合った適度な片づけを心がける。リバウンドを避けるためには、そうした意識が欠かせないようだ。