家計

フリマアプリ隆盛の今、あえてリサイクルショップを利用するワケ

スマホを持っていてもフリマアプリを使わないのはなぜ?(イメージ)

スマホを持っていてもフリマアプリを使わないのはなぜ?(イメージ)

「メルカリ」「ラクマ」などのフリマアプリの台頭で、個人が商品の売買をしやすくなったことで、そのあおりを受けているのが「リサイクルショップ」業界だ。帝国データバンクの調査によれば、2018年のリサイクルショップの倒産件数は30件と前年の15件から2倍に。フリマアプリに顧客を奪われたことにくわえ、個人間の取引が普及したことで買い取り価格も高額化し、経営体力のある大手以外は事業継続が苦しくなっているとも言われる。

 しかし、スマホを介しての商品販売が行いやすくなってもなお、リサイクルショップでの買い取りで利用する愛用者たちがいるのも、また事実。彼ら・彼女らに、その理由を聞いた。

フリマアプリでのやりとりに疲れた

 30代の主婦・Aさんは1歳と3歳の子供を育てている。かつてはフリマアプリ上で子供服の売買を行っていたが、現在は近所のリサイクルショップチェーンでのみ行うようになったと語る。

「ベビー服は、赤ちゃんの成長に合わせて、1年ぐらいしか着られないものがほとんど。着られなくなる度に、小まめにメルカリで販売していたのですが、メッセージのやりとりや、発送の対応、値引き依頼などに疲れてしまいました。リサイクルショップの店頭で買い取りをしてもらいながら、その場で別の子供用の服を買うこともあります」

値段がつかない商品でも回収してくれる場合も

 50代主婦のBさんは、リサイクルショップを年に1回の大掃除の際に利用し、主に食器や家財道具を買い取ってもらうことが多い。フリマアプリにはない、リサイクルショップならではのサービスについて、こう語る。

「今はちょっとした粗大ゴミを捨てるのにも、自治体にお金を払わないといけない時代。事前に収集の申し込みをしないといけないうえに、なかなか予約が取れない場合もあります。地元のリサイクルショップは、電話すれば当日中に対応してくれる場合が多いですし、買い取り査定時に値段がつけられない商品でも、無料で回収してもらえることがあります。捨てるか迷っている商品を回収してもらえるのは、大変ありがたいです」

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