さらに、ライバルはもはや同じ炭酸飲料とは限らない時代になった。20代男性会社員Cさんは、「コーラを買うならお酒を買いたい」と吐露する。
「昔はよくコーラを飲んでいましたが、今ではコーラを100円で買うなら、ストロング系のチューハイを買いたいです。お酒が安くなっているので、あえて酔えない炭酸飲料を飲むという選択肢はないですね」
30代後半の男性会社員・Dさんは最近、職場でコーラを飲むのを止めたという。その理由はイメージだと明かす。
「同僚女性から『子どもっぽい』と言われてしまって……。透明のコーラとかも出ましたけど、それなら水かお茶、コーヒーでいいかなと思いました。でも、コーラはやっぱり好きなので、プライベートでは新フレーバーのコーラやコーラハイを飲んでいます」
健康志向の高まりにくわえ、エナジードリンクなどがライバルとして台頭したことで、炭酸飲料の中でのコーラの牙城が、徐々に崩れつつあるのかも入れない。